いてもたってもいられなくなったこと

 諸々の設定は置いておくにしても、何を書いていくかもあやふやなまま、ひとまず書かずにはいられなかった。

 自分の立ち位置が危ういのだ。
 誰か「ナマエ」を与えてくれないか。数ヶ月前のわたしは、「ナマエ」を与えられるとその折の中に閉じ込められてしまいそうでこわいと言った。いまのわたしはどうなのだ。閉じ込められようが何だろうが、この状況に対する免罪符が欲しいのだろうか。

 午前9時に起きた。用意されていた朝食をいただいた。ごはんと納豆とサラダ、具沢山の赤出汁のお味噌汁。2時間分の記憶がない。午前11時、図書館まで車で送ってもらう。適当な本を5冊選び、借りた。午後0時半、用意されていた昼食をいただいた。こちらに帰ってきたのだなあと思わせる、きしめん、は、あまり好きではないのだけれど……。

 このように、書くに足りない一日を、書いているだけで憂鬱になる一日を、ただでさえ憂鬱な気持ちに拍車をかけるように書き留めるしかないと思わせたわたしの中の何かを報いるだけの時間が存在してしまうが故に、jot――単なるメモ書きとして残しておくことにしようと考えたのだ。


 一言でまとめるならば、暇潰しである。